ヘンリー塚本とは

出生

昭和18年、東京の亀戸に生まれる。
時は折しも太平洋戦争末期…。悪化する戦況の為、一家は千葉県夷隅郡へと疎開し、当人は幼少期をその地で過ごす。

原風景

疎開先での生活体験は、彼の意識に大きな影響を与えた。
山、海、川といった自然と一体となった生活。そこには当然、人の営みとしてのセックスがあり、そのおおらかなるエロスは、後年、ヘンリー塚本としての作家活動の原風景となっている。

クリエイターとしての目覚め

敗戦から復興、高度経済成長を経て、一大経済国家となって行く日本と共に、我が国の映像産業も目まぐるしく発展し、大娯楽産業と成った。
その最中、ポルノ映画が出現せしめるという事は、時代の希求した結果で有ると言える。
ダイニチ映配より日活ロマンポルノの誕生、大蔵映画や新東宝などを舞台に、
様々な制作者が綺羅星の如く現れては消えて行った。
その熱狂の最中、一人気を吐く映画好き青年が居た。

「ボクだったら、もっと良い物ができる…!」

彼こそが後年、ヘンリー塚本を名乗る事となる男だった。